演算子
VBAで使用する演算子は以下の通りです。
計算演算子
| 演算子 | 機能 | 使用例 | 結果 |
|---|---|---|---|
| + | 足し算 | a = 3 + 2 | 5 |
| – | 引き算 | a = 3 – 2 | 1 |
| * | 乗算 | a = 3 * 2 | 6 |
| / | 除算 | a = 3 / 2 | 1.5 |
| \ | 商 | a = 3 \ 2 | 1 |
| Mod | 余り | a= 3 Mod 2 | 1 |
| ^ | べき乗 | a = 3 ^ 2 | 9 |
除算は割り切れないときは、 2 / 3 = 0.666666666666667 という値になり最後の桁で丸められます。
また、結果をLongなどの整数型で受けると小数点以下は銀行型の丸めとなります。
銀行型丸めは、.5の時は偶数に丸めます。算術型の四捨五入とは違いますので注意が必要です。
文字列の連結
| 演算子 | 機能 | 使用例 | 結果 |
|---|---|---|---|
| & | 文字列連結 | s = 24 & “時間” | 24時間 |
文字列の連結は、&を使います。
比較演算子
| 演算子 | 機能 | 使用例 | 意味 |
|---|---|---|---|
| = | 等しい | a = b | aとbは等しい |
| <> | 等しくない | a <> b | aとbは等しくない |
| < | 小なり | a < b | aはbより小さい |
| > | 大なり | a > b | aはbより大きい |
| <= | 以下 | a <= b | aはb以下 |
| >= | 以上 | a >= b | aはb以上 |
| Like | パターンマッチング | a Like [A-Z] | aはA~Zの文字か |
| Is | 同じオブジェクトか | a Is Nothing | aは中身がない |
Like はその後に続く パターンにマッチするか判断します。これは正規表現のようなものですが、正式には違うようです。
Is はオブジェクト同士を比較するものですが。Is Nothing として中身があるかどうかを判断するためによく使われます。
論理演算子
| 演算子 | 機能 | 使用例 | 意味 |
|---|---|---|---|
| And | 論理積(かつ) | a>0 And a<10 | aは0より大きく10より小さい |
| Or | 論理和(または) | a=0 Or a=1 | aは0または1 |
| Not | 否定 | Not (a = 3) | aは3ではない |
論理演算子は条件分岐の If文などでよく使われます。
演算の優先度
上記の演算子には優先順位があります。例えば 2 + 3 * 4 では掛け算を先に計算し、その後足し算を行うルールとなっていますね。
もし、足し算を先に行いたい場合は、カッコを付けますが、プログラミングでも同じです。
2 + 3 * 4 = 14
( 2 + 3 ) * 4 = 20
(☞゚ヮ゚)☞ 次は 関数(プロシージャ)について学びましょう!


