はじめに
VBEでは、プログラムコード入力の際に入力候補が表示されます。この機能をインテリセンス機能とか入力予測機能などと呼びますが、これが表示されなくなることがあります。
全く表示されない
全く表示されない場合は、設定を確認しましょう。VBEの「ツール」>「オプション」から「編集」タブの「自動構文チェック」と「自動メンバー表示」にチェックが入っている事を確認してください。
チェックが入っていなければチェックしておきます。

Cellsで入力候補を出す
Cellsでは、以下のようにCells(1,1) まで入力すると、ドット(.)を入力しても入力候補が出ません。

このような場合には、Cells(). と引数を入れない状態で入力すると入力候補が出るようになります。

メソッド等を入力した後に、引数を入れるようにします。

次は、PasteSpecial Paste:=xlPasteValuesAndNumberFormats を入力してみます。
まず、Cells(). と入力して入力候補を出してから p で PasteSpecial メソッドを見つけて選択します。

空白を1つ入れるとヒントと候補が出てきます。PasteSpecial は引数が1つでも良いので、ここで直接 xlPasteValuesAndNumberFormats を入力してもOKです。

今回は、Paste:= と入力して引数名を指定してみます。Paste の綴りはヒントを参考にします。

Paste:= まで入力すると、入力候補が表示されますので、xlPasteValuesAndNumberFormats を選択します。

最後に Cells の引数を入力して完成です。

まとめ
Cells は Range の子オブジェクトになりますので、入力候補が表示されないパターンがあるようです。
入力候補の使い方に関しては、他のオブジェクトでも同じように利用できますので是非活用してみてください。