はじめに
このコンテンツでは自作のExcelツールを販売するコンテンツを含んでいます。
※2025.1.22 Vectorにて販売する事となりました。
【 保護継電器試験器練習ツール MRT Labo 1.00 】(Excelで保護継電器試験器の操作をマスター)
説明ページ、ダウンロードはこちらです。
Excelを使った保護継電器試験器(マルチリレーテスター)練習ツール「MRTLabo」を紹介します。
このツールは、高圧受電設備の年次点検で行われる保護継電器試験を疑似体験してマルチリレーテスターの使い方を習得するためのツールです。
本ツールは、シェアウエアとなっています。ライセンス料は 2,500円です。
以下の継電器試験を疑似体験できます。
・OCR 過電流継電器
・GR(GCR)地絡継電器
・DGR 地絡方向継電器
・OVR 過電圧継電器
・UVR 不足電圧継電器
マルチリレーテスターの扱い方は、書籍も少なく業務で使いこなせるようになるには実機による経験値が必須になってきます。
しかし、マルチリレーテスターの実機で自由に練習できる機会は限られており習得したくてもなかなか習得できないのが現状です。講習などもありますが、時間とお金がかかり、実機を扱う時間も限られています。
最近は動画もいくつかあり、参考になるのですが、実際にケーブル接続、スイッチ操作、スライダック操作などを行いながら継電器の動作を経験するには、本ツールのような使用するのが有効だと感じています。
MRTLabo 評価版
保護継電器試験器練習ツール(以下、MRTLabo)は、ExcelVBAで作成しました。使用するにはExcelがインストールされている必要があります。正規版ではライセンス料を頂くため、評価版を用意し動作確認ができるようになっています。
まずは、評価版をご使用いただき動作確認を行ってから正規版の購入をご検討ください。
(送金された後の返品、返金はいたしませんのでご了承ください。)

評価版の機能
評価版では、OCR(過電流継電器)の最小電流動作試験のみ体験できます。ライセンス料は不要です。
この試験は過電流継電器が整定電流値(限時・瞬時)に対して、どの程度の電流値誤差で動作するかを測定します。評価版は以下からダウンロードできます。
評価版が気に入って頂けましたら、正規版の購入をご検討いただければ幸いです。
保護継電器試験器練習ツール MRT Labo 1.00 (Vectorサイトへのリンク)
実機との関係
本ツールでは、あるマルチリレーテスターを参考に作られていますが、実機のシミュレーターという位置づけで設計されてはいません。
また、実際の年次点検でマルチリレーテスターを使うには実機での経験も必要になると思います。
ただし、PC上で同じような動作を行う事ができれば、基礎部分の底上げになるでしょう。マルチリレーテスターは設定項目が多く、専門用語に慣れていないと混乱します。
実機の雰囲気に慣れて頂くことで見通しが良くなり、実機での扱いがスムーズに行えるようになることが狙いです。
実行中の様子
MRTLabo 正規版
MRTLabo 正規版は、以下のものが同梱されています。
・MRTLabo.xlsm(Excelツール)
・手順書
・マニュアル
Excelツールでは、5種類の試験モードがあり、切り替えて使います。
手順書には、スイッチの切替や電流値や電圧値の設定方法など具体的な手順が記載されており、手順通りに操作すれば最後まで試験が完了するようになっています。
マニュアルには、マルチリレーテスターの説明やケーブル接続とスイッチ設定の図、また、参考資料なども掲載しています。
購入に際して
MRT Laboの購入を希望される方は、以下の使用許諾を承諾して頂いたものとします。
使用許諾
・所有者
保護継電器試験器練習ツール(以下「本ツール」)の著作権、所有権は作者である、春の海 が所有します。
・使用権
本ツールの使用権は、ライセンス購入者が所有する1台のコンピューターで使用できます。
いかなる方法によっても第三者に譲渡および貸与することはできません。
(同梱の評価版については、ライセンス料は不要でどなたでも使用できます。)
会社やグループなど複数人で使用する場合はユーザーの人数分のライセンス料が必要となります。
・パスワード解除とプログラムの改変
VBAプロジェクトにはパスワードがかかっています。パスワードを解除した時点でサポートは解除させて頂きます。また、プログラムの変更を行った場合についても同様です。
・免責事項
本ツールによって生じたいかなる損害についても作者は一切責任を負いません。
あらゆる損害に対する免責を承諾していただくことが使用条件となります。