はじめに
Workbook_Open()などにプログラムを書きこんでしまうと、ブックを開くときに常にそのプログラムが実行されるようになりますが、不具合が生じた場合にブックのプログラムが編集できなくなる場合があります。
このような時、ブックが開く際にマクロが実行されないようにする方法を解説します。
※Excel2019での操作方法です。
マクロを実行せずにブックを開く手順
1.Excelを起動して「開く」をクリックします。
(この時、最近使ったアイテムからブックを選択してはいけません。)

2.「参照」を押して「ファイルを開く」ダイアログを出します。

3.一覧から開きたいブックを選択します。(選択するだけで、また開きません。)
4.次にShitキーを押しながら「開く」ボタンをクリックします。

これで、マクロが実行されずにブックを開く事ができます。
立ち上がると同時に終了してしまうプログラム
動作を検証するために、ThisWorkbook の Workbook_Open()にExcelを終了するプログラムを書いておきます。

このプログラムでは、ブックが開くとすぐにExcelを終了してしまうのでプログラムの編集が後から出来なくなります。
このブックを上記の方法で開いてみてください。普通にブックが開くので、VBEを開く事ができるようになりプログラムの編集ができるようになります。
開いて補修する
上記では、「ファイルを開く」ダイアログで、Shftキーを押しながら「開く」ボタンを押しましたが、
「開く」ボタンの三角マークをクリックすると、他にも色々な開き方のオプションが表示されます。
「開いて補修する」を選択しても不具合を補修できるので試してみてください。
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