はじめに
このエラーは、文字通りExcelでマクロが実行できない状態にあるか、該当するマクロが見つからない時に発生します。
マクロの設定が有効になっているような場合、マクロの呼び出しがうまく行っていない場合があるので確認してみると良いでしょう。
「このブックでマクロが実行できない」場合
実際にエラーを出して検証してみます。
まず、適当にマクロを作って、シート上にボタンを作り「マクロの登録」で作ったマクロを指定します。
正常に動作する事を確認したら、標準モジュールのマクロ名を変更してボタンを押してみてください。
エラーとなりました。「すべてのマクロが無効になっている可能性があります。」というメッセージに迷ってしまうかもしれませんが、マクロ名がキチンと認識されていないかもしれないと疑ってみると良いでしょう。
「すべてのマクロが無効になっている」場合
マクロを有効にする方法を見ていきましょう。(Excel2019)
オプションでの設定
Excelのメニューから「ファイル」>「その他」>「オプション」とクリックして、オプションのダイアログを表示させます。

「トラストセンター」を選択し、「トラストセンターの設定」をクリックします。

トラストセンターで、「マクロの設定」を選択して、マクロの設定の4つある項目の上から2つ目より下をチェックすると、マクロが有効になります。
上から2つ目の「警告を表示して全てのマクロを無効にする」にしておけば良いでしょう。
コンテンツの有効化
上記の設定を行うと、Excelを開いた時にマクロを有効化するか警告を出してきます。

「コンテンツの有効化」をクリックすると次回からそのブックは、マクロが有効になった状態で開きます。
もし、これらの設定が済んでいるにも関わらず「このブックでマクロが実行できないか、またはすべてのマクロが無効になっている可能性があります。」と表示される場合は、マクロ名が間違っていないか確認してみてください。
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